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損と嘘

観劇雑記/主にミュージカルのこととか書きます

ジャンクションライブvol.4

観劇レポ

ジャンクションライブvol.4~サンジェルマン・デ・プレ~

12月21日/22日ソワレ

豊洲シビックセンターホール

 

 

もう12月!?もう年末!?嘘でしょ?嘘だと言ってくれ…

ジャンクションライブなんてもっとずっと先のことだと思っていたのに…

ああ果敢無き哉、人生…

 

 

 

▽幕開き

 

ジャンクションの社員旅行でパリへ行きましょう、というアナウンス。

「はらじゅばーん、にくじゅばーん、あざぶじゅばーん」

あっ圭吾さん!

 

出演者御一行が一列に並んで登場!

 

ピッ!(正面を向いて気をつけ!)

ピッ!(決めポーズ!)

 

なんと微笑ましい!!

 

音楽が流れた瞬間、圭吾さんのスーツケースを回収する上口さんがちょっとシュールだ!

 

 

 

▽サンジェルマンデプレ

 

ってどこ?パリの中の一地区なの?東京の中の浅草的な?

ってくらい無教養な私なので、いろいろなナンバーが歌われていたにも関わらず知っていたのは2,3曲程度…(それもCMで聞いたことあるやつとか)。情けない。

 

ムーディでアダルトで薄暗くておしゃれなライブでした。

 

書き留めたいことは沢山あるのですが、あまりくだくだ述べると格好悪いし疲れるので私的ハイライトを幾つか取り上げます。

 

 

 

▽二兎追うものは

 

まず、圭吾さんと上口さんが同時に舞台に立たれるとどっちも凝視したいのに物理的に不可能な瞬間があって困る。

 

センターでは上口さんが小洒落たナンバーを歌っているのに、後ろのバーカウンターでは圭吾さんが妃香里さんにキスを迫ってひっぱたかれたりしているではないか。一秒前までキザりまくっていたのになんでこんな急に面白おかしくなれるんだ、この人は。天才か。そう思ってるうちにも上口さんは歌い続けてるし。ハア。

 

あと圭吾さんが歌ってる背後で上口さんがロボットダンスしてる場面もありましたよね。上口さんのロボットダンス、巧すぎてビビる。本領発揮って感じだ。

 

本当はどっちも目で追いたかったのだけど仕方ない。でも、圭吾さんと上口さんが同じ舞台に立っている光景を拝見できてよかったです。まあ欲を言えばもっと絡みを設けてほしかったけど…ちょっとあっさりしすぎ。

 

 

 

▽小野妃香里さま

 

妃香里さんのことは初めて拝見したのですが、まーーーかっこいいこと!なんでもかんでも「かっこいい」の一言に集約してしまって己の語彙力のなさを恥じるばかりですが、本当に自分の心に訴えかけてくる事象って自分の表現力の範囲内では説明しきれないものじゃないですか?私にとってそれは圭吾さんだったり昔の宝塚だったりするんですけど。

 

私は節操なく色んな人に憧れてしまうんですが、妃香里さんも私の憧れリストに新規加入させていただきました。だって美しいから。

 

あの無駄の一切を感じさせない華奢な身体と、それに反して力強くまっすぐな歌声と、めぢからです。千秋楽の挨拶でご自身も「わたくしはパリジェンヌを演じましたが、タカラジェンヌではございません!笑」と仰っていましたが、むしろ何故宝塚OGではないのか不思議なくらい男役が似合いそうなスタイリッシュさでした。全仏語の歌詞で歌い上げられたシャンソンも、とってもアダルトで渋くて素敵で、大人の女性の魅力を感じました!

 

ちょっと圭吾さんに似てるんですよね。背高くてすらっとしてて。

圭吾さんとの並びも非常にしっくりくる感じで、ああずっと見ていたいこのお二人を…。

 

 

 

▽薔薇は美しく散る

 

そんな妃香里さんがですよ、かの有名な「薔薇は 薔薇は 気高く咲いて~♪」を歌ったらそりゃあアガるに決まってるじゃないですか?

私、今回のライブでこのシーンが一番楽しかったかも。

 

だってみんながみんな好きなことしてるんですよ。

 

妃香里さんはオスカルの如く歌ってるし、上口さんはデュハーストの如くフェンシングしてるし、入野自由くんはトナカイと共に現れるし、と思ったらそのトナカイは圭吾さんだし…

 

さらに香坂千晶さんまでやってきて真顔で扇子をはためかせているではないか。

 

歌い続ける妃香里さん、の傍に立ち無言で扇子を仰ぐ香坂さん、そのバックで踊ったり戦ったりしている上口入野ペア、さらにそのまたバックのカウンターで揺れるトナカイ…

 

これ、なに?笑

 

プチ・カオスを展開させながら「薔薇は薔薇は~♪」も終盤に差し掛かり、例の音階急降下みたいなアウトロで妃香里さんから徐にマイクを向けられた入野くん。

良~~~い声で、

 

《ジュテーーム…オスカル!》

 

満点です!

 

 

 

▽圭吾さんと入野くん

 

「モン・パリ」での圭吾さんと入野くんのやりとりが可愛かったです。

 

「う!」

「く?」

「あ、い、う!!」

「あ、い、く??」

 

みたいな。もうこれ文面にすると何のこっちゃですが、もういいです。どうせこれ読んでる方はみんな目撃してるんで(コラ)。

千秋楽はさらにサービスされて、圭吾さんが自主的にトークタイムをはさんでくれました笑

 

「これ、トークタイムじゃないんですよ!?」

「え、ちがうの?」

 

汗が目に入っちゃったとか言っていつまでも入野くんを待たせる圭吾さん。逐一ツッコミを入れる入野くん。後輩を困らせてニコニコの圭吾さん。ああ~~なんだこの幸せな光景は~~~!あまりにもひっぱるもんだから、ついに入野くんが「このやろうッ先輩!!」と言って圭吾さんをひっぱたいたゾ!

千秋楽では、いつも体の影でエッフェル塔を作るところを「凱旋門」に変えていましたが、入野くん、見事に大正解のご指摘でした。ここめちゃくちゃ笑った…。

 

 

 

▽あっちゅう間ですよ、ほんとに

 

千秋楽(と言っても3ステしかないけど)のご挨拶、ものすごく大雑把に。

 

上口さん「もっとアダルトな男になれるよう頑張りたい!」

入野くん「各々お目当ての人を見に来てると思うけど、新しくほかのキャストにも興味をもってもらえたら」

圭吾さん「次はインド旅行に決めた」

 

インド旅行めっちゃよくない?めっちゃ行きたくない?

インド映画みたいなライブ最高すぎない?是非お願いします!!!

 

 

あの、そのときは別の演出家でお願いしたいです…

私はやっぱりオギーの演出好きになれないです…

入野くんが仰ってるように、今回のライブのお客さんってみんな誰かしらのファンで観に来てるんだと思うんです。だからもう少し身内感があってもよかったんじゃないかと思うし、これだけエンターテイナーが揃っているのだからもっとバラエティに富んだショーが観たかった。トークも聞きたかったし。勿論全部が全部ダメってわけではないけど、アンニュイな場面がずーっと続いていまいち盛り上がりに欠けるという特徴は宝塚時代から変わってないなと思いました。役者同士の絡ませ方も微妙なんだよなあ、なんか。悪い意味で視点がとっ散らかるっていうか。あとなんだろ、衣装とか照明とかの使い方があんまり私の好みではないのかな。

まあ私としてはもっと俗っぽくても良かったかなと思ってます。それが許される規模、範疇のライブだったと思うし。なんか、勿体無い。

 

 

それでも久々に生で圭吾さん拝見できて心が潤ったよ~!

美しいものを好きになると相対的に自分の醜さや愚かさをどうしても感じずにはいられないから、哀しいことにどんな美しいものに対しても純な気持ちで「好き」とは言えないのだけれど、それでも観に行っちゃうんだよなあ。

 

あっという間に1年過ぎてしまったけど、また次のハッピーが来るまで、ちゃんと生きていようと思いました。

 

スカーレットピンパーネル 2016

観劇レポ

待ちに待ったスカピン東京凱旋公演、初日11/24ソワレを観劇してきました!

以下、感想です。(1回しか観れてませんので、記憶が曖昧な部分が多々ありますことご容赦を…)





▼初演ということ


紗幕にギロチンの影。静かな幕開きだったと思います。

宝塚版の、プァープァープァプァプァープァープァプァッ「貴族をころせー!」「ギロチンにかけちまえー!」っていう猛々しいプロローグが大好きだったのでちょっと拍子抜けしちゃったんですが、宝塚とは別モノなんだぞ!という宣告(?)を冒頭から感じました。いや実際、本当に宝塚とは印象がガラッと変わりましたね。


私が書くまでもないんですが、『スカーレット・ピンパーネル』という作品はこれまで何度か日本でも上演されています。

2008年に宝塚の星組(因みにこの星組版のパーシー役は、今年マルグリットを演じている安蘭けいさんですね)、2010年に同じく宝塚の月組、そして今年初めて宝塚以外の舞台で上演されているわけです。

※因みにですが、スカピンの原作小説『紅はこべ』がBWミュージカルになる(1997)以前に、宝塚では同名の作品『紅はこべ』が上演されているそうです。


いつも思うんですが、海外ミュージカルを輸入してきたときにどこを初演と呼ぶのかってどういう基準で決まるんでしょう。

主に小池潤色作品でありがちなのが、宝塚で上演→外部で上演というパターンですよね。でも、例えば1789なんかは2016年の春に帝劇で上演されたのが「日本初演」と打ち出されることが多く目についたんですね。つまり宝塚版の1789は一般的に「日本の」初演とはみなされていないわけです(あくまで私の皮膚感覚ですが)。

これってやっぱり、「ミュージカル」とは別個の文化として「宝塚」が認識されているというか、極端に言えば宝塚のミュージカル作品としての正統性があまり普遍的に認められてないってことなんじゃないかと思うんですよ。極端に言えばですが。

宝塚ってどうしてもアマチュア的匂いのする劇団ですし、そこが良くも悪くも味を出していると思うんです。これまで色んな人が宝塚について研究していてそれを読む度に宝塚の奥深さを感じるのですが、宝塚ってやっぱりすごく特異性のある文化で、興味深いなあと思います。




▼マダム・ギロチン


ショーヴランの歌う、マダム・ギロチンの曲が大好きだ。

1789を観た後なら尚更だと思いますが、革命を起こす側の気持ち、貴族を憎む気持ち、虐げられて来た弱者の気持ちが伝わって来ます。ショーヴランが意気揚々と貴族を処刑台送りにする様は残酷なものではありますが、ずーっと惨めな思いをしながら生きてきた人間が力を手にし復讐(ショーヴラン的には世直し?)に燃えるという文脈があると、たとえ作品中の役回りが敵役であれ彼に少なからず感情移入してしまう観客は多いのではないでしょうか。

私は宝塚版を見ていて、どちらかというとむしろパーシーよりショーヴランに感情移入してしまうくらいでした。


しかし今年のスカピンは、違った。

ショーヴランへの同情心を、処刑のグロテスクさが上回った。


「処刑」って首を斬る瞬間だけのことじゃないんです。革命政府から逃げ隠れて、見つかって、とっ捕まって、投獄されて、刻一刻と自分の名前が呼ばれるのを待つ…そして処刑台に登る。首を斬られる。その過程のグロテスクさが生々しく表現されていたように、私は感じました。宝塚版には無かったこの処刑に対する恐怖心が今年のスカピンを観ていて一番印象的で、革命政府まぢ無理…亡命しょ…という気持ちになったのです。


マダム・ギロチンのシーンでドゥトゥルネー侯爵(だっけ?)が家族もろとも処刑台に運ばれて来るわけですが、もう…悲惨なんですよね。妻も娘も貴族から一転、ズタボロな身なりで恐怖に顔を歪めているし、ギロチンの刃が降りるとマジで首がぽろっと落ちる(ここ本当にビックリした…)し、叫ぶし喚くし。

後半の場面でも、どこだか忘れたけど貴族のお嬢さんが革命政府に引き摺られて行ったり酷い光景がチラホラあったような気が。


…私、女子供が悲惨な目にあってる姿を見るのがほんっっっっっとうに苦手なんです。本当に辛い。スウィーニートッドのレイプシーンとかも見てられなかった。


あとはサンジュスト姉弟が投獄されるシーンですよね。名前が呼ばれると処刑台に送られるんですけど、収監された貴族たちにとってはもう自分の名前が次呼ばれるんじゃないかと気が気じゃないのですよね。地獄ですよ…もう…。


観に行くまでは結構お気楽系だと思っていたから(いや実際かなりお気楽なんだけど)、こういう切迫したシーンがあって驚きました…と書くとナメてんのかと思われそうですが。続く、マルグリットとアルマンが脱走して馬車を走らせるシーンも緊張感あってとっても良かったです。「パーシーが助けてくれるんだ!」そりゃあんだけ処刑台への恐怖心を肥大させられたあとなら若干狂ったようにもなるわ。安蘭さんと矢崎さんの掛け合いですが、二人とも取り乱してる様子がめちゃめちゃ上手くって、すごく魅入ってしまいました。矢崎さん、初めて拝見しましたがこの場面に限らずお芝居お上手だなあと思いました。




▼ピンパーネル団


それにしても、ピンパーネル団は揃いも揃ってイケメンばかりです。右を見ても左を見てもイケメン。イケメンパラダイスです。それも、顔の長いイケメンが多い←

 

なんだよも〜〜こんなに一度にイケメンを見られるのはピンパーネル団かジャニーズくらいですよ。ただでさえ珠玉の名曲揃いの豪華BWミュージカルに、”お気に入りのイケメンを見つけて愛でる(心の中で)”みたいなアイドル的付加価値まで投与しちゃっていいんですか?!アクキーとかブロマイドとか出しちゃっていいんですか?!消費者の需要踏まえまくりじゃないですか!!


どうでもいい情報ですが私の推し()は誰よりもお辞儀が美しいことで有名な上口耕平サンです。大好きなんです。顔は長くないけど←


…しかし、このイケメンだらけのピンパーネル団に1人だけおデブキャラをぶっこむなんて罪な制作だ。(でもむしろ一番目立っていたのは彼だったかも。)




▼男がオシャレで何故いけない


この曲でピンパーネル団はみんなヘンテコな仮装をすることになってますが、私としてはここの衣装を見るのがとても楽しかった。


特にパーシーの孔雀のドレス、すっごく素敵じゃないですか?悪趣味仕様に作られているのだとは思いますが、色・デザイン・素材ともにとっても好みで胸ときめきました。パーシーのドレスはANNA SUIのクリスマスコフレ限定ボックスに似ている。青い孔雀。良い!


他の皆さんも、それぞれ形も色も別々のお衣装を身にまとっていらして、もう違いを見比べているだけでヨダレが出るというもんです。やっぱりヅカオタってゴージャスなドレス好きなんですかね。1789とかもそうでしたが、衣装を見ているだけで楽しいのです。


ちなみにどの衣装も、後ろ姿は完全に女の子になりますね。麗しい。




ロベスピエール


宝塚と比べてばっかりで申し訳ないのですが、宝塚版に慣れ親しんだ者としてはどうしてもヅカ版との違いを探してしまうもので、観劇前に一番気になっていたのがロベスピエールというキャラクター像でした。


皆さんご承知の通り、宝塚版だとロベスピエールってほぼモブに近いんですね。とは言え、演じる役者さんはにしき愛さん(星組)・越乃リュウさん(月組)といったベテランのイケ渋上級生さんなのですが(個人的にはどちらのロベスピエールもすごくカッコよくて大好き)。


でも今回のスカピンって今押しも押されぬイケメン俳優さんたちがロベスピエール役に配役されてるじゃないですか!


これはもう、ロベスピエールがんがん出て来てバリバリ歌うに違いない、そう思っていたのですよ。


そしたら…予想に反して出番少なかった…(笑)


マダム・ギロチンでのショーヴランとのハモリ(個人的に好きなフレーズだった)も無いし、マダム・ギロチンのripriseに至っては場面自体無い(よね?)し、結局二幕冒頭にソロが一曲あるだけでちょっと物足りない感じはしました。


でもね、このソロがとっても良かったです。

私は平方さんの回しか観てない(というかスカピン自体1回しか観てない)のですが、いや、良かったですよ。

思い返してみると『サンセット大通り』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』『スウィート・チャリティ』など意外と平方さんを拝見する機会は今まで多くて(当社比)、これまで何回か拝見しているのですが、見るたび魅力が増していってる気がします。平方さんは割と正統派好青年なイメージがありますが、ちょっと闇堕ちしてる権力者の役も良いなと思いました。曲自体も、歌声も、素敵でした。


そしてイケメンがやるロベスピエール、割と若いロベスピエールだからこそ、1789の延長線上にロベピッピが見えました。

私だけではないと思いますが、国王の処刑後彼がどのように冷酷な権力者へと変貌していったのか、何故こうなってしまったのか、考えさせられます。また別の文脈では、とっても悲しいお話なのです。


ロベピーがソロを終えた後一瞬にしてプリンス・オブ・ウェールズに早替わりするという演出にも、きっと何か深い意味があるのでしょう。(そうじゃなかったら意味がわからなすぎる)










感想は以上です!

意外と長くなりました。

読んでくださった方、ありがとうございます!!


また宝塚でやるらしいので、頑張ってチケットとりたいなあ。


2016LIVE FOR LIFE 音楽彩

観劇レポ

今日は、日本橋三井ホールにて行われた「2016LIVE FOR LIFE 音楽彩」を観に行ってきました。

 

いや~~~日本橋って良いところですね。

私はやっぱり日比谷とか赤坂とか日本橋とか好きですね。こういう土地に見合うような人間になりたい。

 

それはさておき、私は今年初めて観に行ったのですが音楽彩自体はもう何年も続いているコンサートなのですね。そしてずっと出演され続けているのが、早見優さん、松本伊代さん、森口博子さん。花の82年組でしたっけ(森口さんは違う?)。

 

まさか「センチメンタルジャーニー」を生で聴く日が来るとは。

 

他にも様々なジャンルから出演されている方々がいて、どういう基準で集結しているのかは分かりませんがなかなか面白い雰囲気でした。舞台も、客席も…。

普段ミュージカルばかり見ている者としてはなかなか珍しい光景だったのですが、会場の6~7割くらいは男性客で全体的に年齢層も高め。先述のお三方のファンと見受けられる方が多く、中には伊予さんの名前が入った羽織?を着用されている方もいて、これが80年代のいわゆる親衛隊というものか…!?とちょっと感動してしまいました。当たり前といえば当たり前なのですけれど、アイドルを引退された後も多くのファンに応援され続けているんですね。私の世代にとって早見さんたちは”80年代の人”。今のテレビシーンの第一線からは離れていらっしゃるけれど、ご本人たちは今現在まで常に何かしらの活動を続けて来られていて…なんだか不思議な感覚でした(こんなこと書いて失礼なヤツだな私は)。

そしてかつての親衛隊員たちの姿を目の当たりにすると、ジャンルや形態は違えどファンビジネスの在り様っておんなじなんだなって思います。傍から見ればいい歳した大人がペンライトなんか振っちゃってみっともないなァと思うところですが、いや待て、もし自分が自分の欲望のままに応援するとなったらペンライトや掛け声どころじゃ済まないぞ、常識ある行動を保てるのは周囲の目という抑止力があるからだぞとハッとなり以前は「きもっ」の一言で片づけられたであろう現象に自らが与している感覚になってしまってあーあーあーあー!ってなりました。まあでも、客観的に見てファンってキモイよね。キモイですよね基本的に。欲望の塊ですからね、少なくとも私は。だからせめて少しでも品性のあるファンでありたいとつくづく思います。ていうか贔屓に「こいつキモイ」と思われたら人生終りだし。

 

 

そんなこと言っておきながら早速欲望垂れ流しみたいなブログを書いているわけですけど。ここまで気持ち悪い思考を気持ち悪い文章で述べてきましたがここから更に気持ち悪いレポになります!すみません!

 

 

今回出演者の方も様々ですしぶっちゃけ吉野さんは本田美奈子.さんと接点もあまりないので、どうせ1時間くらい放置プレイされたあとに2,3曲歌って退場しちゃうんだろうな…くらいに身構えてたのですが、予想が外れました。のっけからいきなりミュージカルコーナーでした(笑)

 

まず、渡辺大輔さんと森口博子さんによるデュエット「A Whole New World」

この曲は本当にいろんな方がいろんな場面で歌っていらっしゃいますが、何回聴いても素敵だなあと思いますね。こないだテレビでも育三郎と新妻さんが歌ってましたね。

お二人のノーブルで優しい雰囲気がぴったりでした。

森口さんは渡辺さんの事務所の大先輩だそう。歌い終わったあとのインタビューでは、渡辺さんの礼儀正しさというか腰の低さがすごく伝わってきましたね…。森口さんもチャーミングで、イケメンと歌えることを素直に喜んでいました(笑)

 

森口さん「イケメンとデュエットしてるよ~!って美奈子ちゃんに伝える気持ちで、歌った(笑)美奈子ちゃんも多分『ずるい!』って言ってると思う!」

 

なんだかちょっとホロリときてしまいました…。

 

 

吉野さんを観に行くともれなく大ちゃんもついてくるせいか(失礼)、最近大ちゃんのことがめきめき好きになりつつあります。みなさんバイオハザードダン君はご覧になられましたか?めちゃめちゃいい男でしたよね。今日もすっごく素敵でした。なんか、やさしさが滲み出ているんだよ…。森口さんへのエスコートっぷりも大変麗しゅうございました。

 

 

 

お二人のデュエットの後は、吉野さんのソロ「Luck Be A Lady」

 

 

へいへいへいへいへい、きたぜきたぜ。待っていたぜ。

こういうコンサートだと、ご自分のやられた役以外の曲も聴けるのがいいですよね。

 

もうかっこよすぎた…。スーツにハット姿の吉野さん。歌って、踊って。照明もカラフルにぐるぐる回っているし。

バイオの10倍くらい踊ってたんじゃなかろうか。ほんと素敵だった。背は高いし手足は長いし身のこなしは1分の乱れもないパーフェクトさで、全身余すところなく魅力に溢れていました。ていうかそもそも伸長180センチ以上ある時点で勝ってるよね、だって身の回りに180センチある人そうそういないですよ!加えて顔までかっこいいなんてさあ~~~~~

 

吉野さん、足を顔の高さまでシュバッと一直線に上げる振りがあってめっちゃくちゃかっこよかったんですけど、インタビューで早見さんから「あんなに足上げちゃってスゴイですね~!」的なこと言われてて、だよね~~(*ノωノ)(*ノωノ)ってなりました。

 

 

 

そしてもう1曲、今度は吉野さんとJKimさんのデュエット「罪な遊戯」

 

 

ハア~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

溜息しか出ない…………

 

なんだろう、なんていえばよいのだろう。

アルトワよりもブライアンよりも、エッチな感じがした。

この曲だけでもチケットとった価値あったな…。

性格が歪みまくっているせいで物事のダメな点や気に食わない点は文章化できるくせに本当に好きな人やものの魅力は全くうまく伝えられない私…。

 

CD、出してください(マジで)。

 

 

 

吉野さんの主な出番は以上でおしまい。

2曲だけの登場でしたが、どちらとも非常に濃密なナンバーだったので満足です。

 

ちなみに歌い終わったあと吉野さんも軽いインタビューを受けていたのですが、

 

 

早見優さん「お二人(大ちゃんと森口さん)のメルヘンな雰囲気から一転して、こちらは大人な感じになりましたね~!」

吉野さん「ぶっ潰してやろうと思って。」

 

 

wwwwwwwwwwwwwwwwwww

ウケるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

 

 

 

 

15分の休憩をはさんだあとは吉野さんはほぼ出られなかったのですが、80年代のムードが大好きな私にとっては結構楽しめました。というか、早見&松本&森口というこの並びが生で見られるのってすごく貴重ですよね。3人で美奈子さんのヒットナンバーを歌ったりしていて、贅沢な時間だったと思います。

 

正直言って私はチャリティーとか24時間テレビとか絆とか嫌いで今までそういった気配のするコンテンツはなるべく避けてきたのですが、今日のコンサートは全然普通に楽しめました。

無理に悲壮感を漂わせたりしない、本当に普通の、ファンのためのコンサートって感じでした。司会の早見優さんを始めとしてみなさん楽しそうな姿を見せてくださって、辛気臭さが無くて良かったです。出演者の皆さまは全員ボランティアでやられてるそうです。頭が下がります。

 

でも、勿論美奈子さんへのリスペクトは十分に感じられるようになっていて。期待していた「On My Own」や「命をあげよう」が聴けなかったのはちょっと残念だったけど、最後の出演者全員(と会場)でのアメイジンググレイス合唱では、本田美奈子さんという素晴らしい歌手への敬意や命の尊さ、音楽の尊さを感じました。

 

 

私は本田美奈子.さんについて全く詳しくありませんし生で舞台を拝見したこともありませんが、美奈子さんがお亡くなりになられたときの記憶は残っています。連日メディアによって病気と闘う美奈子さんのお姿が報じられていましたし、たぶん私はこのとき初めて白血病という病の恐ろしさを知ったのでした。白血病のお薬の副作用で髪がどんどん抜けていってしまうため「きれいな髪が抜けていくのを見るのはつらいから」と言って長い髪をばっさりと切った美奈子さんの姿をテレビで見て、すごくショックだったことを今でも覚えています。82年組と同世代の母が美奈子さんの訃報に大変嘆いていたことも覚えています。そして、亡くなる直前に遺された「アメイジンググレイス」の歌声も…。

 

 

私の支払ったチケット代は医療費から考えれば非常にちっぽけな額かとは思いますが、今なお白血病に苦しむ多くの人のために少しでも役立てば幸いです。

 

 

…死にたいとか軽率に言っちゃいけないなって、今日はちょっと思いました。

 

冬とTDVとわたし

行き場のない感情

忌々しい夏がやっと終わり、冬が近づいてきた。

 
似非センチメンタリストな私はこういう季節の変わり目で安い感傷に浸ってしまうのだが、冬の訪れを肌で感じるのと同じくらい自然に、私は今TDVのムードに浸っている。単に昨年の冬の記憶がTDVで埋め尽くされている影響なのだが。
 
以下、退屈な思い出話。
 
多くのミュヲタの基本スタイルである"贔屓が出ている公演には何度も足を運ぶ。贔屓が出ていなくとも気に入った作品はリピート観劇する。"という姿勢が私の中で確立されたのがこのダンスオブヴァンパイアという作品だった。
 
これまでの私にとってミュージカルはたまに観る程度の娯楽で、観てもせいぜい1回のみというのがルーティンであった。あれほどハマった宝塚も地理的条件や贔屓の退団等々の要因で複数回観劇するという経験はあまりなく、私にとっての宝塚はスカイステージで見る過去の映像が割合の大半を占めていたのである。(創設〜04年頃の宙組に熱を捧げていた。)
 
ヅカオタだった私が初めて外部のミュージカルを観たのは2013年のレ・ミゼラブルだった。ね、遅いでしょう?でもこの年からちゃんと舞台に足を運んでいたらM!もエニシングゴーズもウエディングシンガーもベスもクリコレもクラセンも観られたんだよなあ…バカ…。いやそんなことはさておき、私はこのレミゼに大変感動したため以降はたま〜に東宝作品のチケットをとるようになった。同じ頃劇団四季ウィキッドにもけっこうな衝撃を受け、いくつか四季作品も観に行ったのだが、ライオンキングとかコーラスラインとか有名どころを全く観たことのないぺーぺーの観劇初心者が何故か鹿鳴館南十字星に手を出していた…。
 
そういうわけでふらふらしていた当時の私であったが、軽い気持ちでとった1枚のチケットに運命を狂わされることになる。それがTDVだった。
 
TDVのチケットは、公演フライヤーに載った上口耕平さんのヴィジュアルがあまりにも美しいからとった。なんと単純なことか。小学生並の思考レベルに泣けてくる。
いや、一応弁解しておくと何も私は上口耕平の顔に13000円支払ったわけではなく、実は初演のシスターアクトでヒジョーーにキレのあるダンスを観てから彼のことが少し気になっていたという前提もあった。パブロ役で出演されていた上口さんはダンスもさることながら、全身のスタイルが抜群に良い。1つ1つの体の動きはどこをとっても様になるし、顔も綺麗だ。…結局顔かよ!自分の浅はかさにはウンザリするがとにかく私は上口さんの舞台をまた観たいなあと思った。この時点ではまだその程度の興味で済んでいたのである…。
 
そして、全く何の予備知識もないまま、本当に何の予習もせず(フーン、初演では当日券に1000人も並んだんだ、ホントかよ)くらいの気持ちで観劇日を迎えた。
 
そしたらハマった。
 
まんまとハマった…ヘルベルトに。まさか久しぶりに拝見する上口さんがヒラヒラのキャミソールとスケスケのズボンで髪を振り乱しながら主人公に襲いかかる役だなんて誰が想像できただろう?キレのある動きがヘルベルトの人外感に拍車をかけており、唐突に突きつけられた奇天烈変態ヴァンパイアの前に私は目を白黒させるしかなかった…。意味不明な衝撃を与えられたドキドキがいつしか恋のドキドキにすり替わっていたのだろうか(コラ)、その日から私は上口ヘルベルトのことばかり考えるようになってしまった。当時上口さんのFCがあったら確実に入会していただろう。幸いまだ東京もチケットがあったのでリピーターチケットを購入しもう一度観ることができたのだが、観れば観るほど魅力に取り憑かれるばかりであった(手に負えないですね)。ちなみに家に帰れば手当たり次第youtubeや皆声を漁り間接的にでもヘルベルトを摂取しようとしていたのだが、ブログなどでレポを読むたびに目にするのが「ヘルベルトは吉野圭吾が強烈すぎて…」という感想だった。今思えばこれがフラグだったのかもしれない。
 
作品に関していえば正直初めて観たときは独特のコメディともシリアスとも言えない微妙な空気感や割と話に関係ないような場面をだらだら続ける感じにイマイチ馴染めなかったのだが(今考えると最初は伯爵が主役だという先入観があったから違和感を感じてしまったのかもしれない。あれはアルフレートの冒険物語として観る方が正しい)、2回目に観劇した時からは何故かするすると作品の世界観に呑み込まれていったのである。これは音楽の力が大きいと思う。
また、2回目の観劇時は東京楽が近かったせいか客席の温度がいつもより高めだったことも作品への愛着をもたらす要因の1つになったと思う。ヘルベルトの登場シーンでいえばバスルームから聞こえる「あーあーあー♪」の時点で既に客席からはクスクス笑いが漏れていたし、キャミの肩紐を直すと思いきやずり下げてアルフに乳首を見せつけた瞬間は爆笑が起きた。はっきり言ってこの回、めちゃめちゃ楽しかったのである!私は1階最後列に座っていたが舞台の遠さなど補って余りあるほど楽しませてもらった。幸せな思い出。こういう味わいがあるから劇場通いは病みつきになるのでしょう。
 
で、このとき私は心に決めた。
 
「観劇遠征をしよう!!!」
 
これはどう考えても2回だけでは物足りなさすぎる。東京公演が終わってしまった今、この渇きを満たすためにはもう大阪へ行くしかない。交通費とか宿泊代とかそんなことはどうでもいい。大阪へ行けば、ヘルヘルに会える!!!
 
…観劇後の理性ぶっちぎりテンションに流されるまま、私は大阪公演のチケットを購入した。これが私にとって初の観劇遠征であった。
 
冬の空気の中にいると、ハイライトCDを聴きながら乗った新幹線とか梅田で入った喫茶店とか観劇後にふらふらした三ノ宮のアーケードとかそういった思い出が自然と蘇ってきて切ない。ただ1人で舞台を観に出かけただけのことがこんなに良い思い出として自分の中に残っているのが不思議だ…。
 
私の舞台への入り口はエリザベートだったが、その中でももっとコアな沼地への落とし穴がTDVだったと思う。というかTDVを観る前は同じ作品を何度も観るなんて発想がまず無かった。でも沼に足を踏み入れて、ハードリピートするファンが沢山いることや恐らくそういった層の存在によって客席が連日埋まっているのだということを知った。そしてミュージカルという娯楽が如何に閉鎖的な世界に成り立っているのか少し分かった気がした。顕著な例が宝塚なのだろう。以前はもっと多くの人に舞台の面白さが伝わればいいのにな〜と軽率に思っていたが、最近はむしろこの閉鎖性があってこそ楽しい部分もあるのだから無理に市場を拡大する必要はないのだという保守的な気持ちに変わってきた。そもそも私みたいなミーハーにわかファンが観るミュージカルの大半はエリザを始めとした大人気作品で、こういうヒット作にこれ以上ファンが増えたら益々チケットとれなくなって困る。困る!
 
ミュージカルは麻薬だ。良くも悪くも阿片だ。この沼に嵌ってから確実に銀行口座の残高は減る一方だが(というか貯金という概念すら失くしたが)、めちゃくちゃ落ち込んで死にたくなった時にも「でも○月○日の×××のチケット取っちゃったからそれまでは生きよ…」って気持ちになれる。とりあえず今は12月のジャンクションライブまでは生き延びるつもりです。
 
 
 

人間は生まれつき違いがあるのだ

行き場のない感情
人間は生まれつき違いがあるのだ
どんなに足掻いても埋めることのできない



高校の時、2007年宝塚版エリザベート雪組)のDVDを友人に借りた。これがすべての元凶であった。私はみるみるうちに宝塚にハマり、高校という貴重な青春時代を宝塚に捧げてしまった挙句フィールドを外部へ移しながら未だに舞台沼から抜け出せずにいる(別に抜け出す必要もないのだが)。

初めて宝塚を(映像だが)見た時一番衝撃を受けたのは、盛り盛りの化粧でも突然始まる歌でもトートとルドルフのキスシーンでもなく、特典として付いていた稽古場風景の映像であった。
兎に角、全員細い…。脚が長い、顔が小さい。特に印象深かったのは、フィナーレの男役燕尾による群舞「闇が広がる」で、もう全員折れ曲りそうなくらい華奢な体型の男役がビシビシ踊りまくっているのである。先頭の水さんは鉛筆みたいに体が細いのに一番キレのあるダンスをしていたと思う。
現世で人間として活動するタカラジェンヌの姿を見てその尋常でないスタイルの良さに慄いたことは勿論だが、こんなにか細い体をした女性たちからなんだか物凄いエネルギーが発せられていることがありありと感じられたのが、一番衝撃的だったように覚えている。

私はその姿に強く憧れてしまった。
もうほんとに書くのも恥ずかしいくらいなのですが、あの頃はタカラジェンヌになれないなら生きている意味なんてない、くらいに思い詰めていた。宝塚に入るには年齢制限があるから、丁度受験資格のある年齢=タカラジェンヌになるチャンスをやすやすと自分が通り過ぎていってしまう感覚にもどかしさを感じ、度々極端な思考に陥って絶望した。

極端な思考とは一体何なのかというと、「あ、私は一生美しい生き方はできないのだろうな」という感じの考え方だ。エリザベートの稽古場風景を見た時、タカラジェンヌ1人1人がその瞬間に対して非常に真剣に、全力で生きているように見えたのだが、私はこういう、芸事に対して命を燃やすような経験は後にも先にも無いのだろうなと思った。だってこの人たちは生業としてやっているのである。私が例えば近所のカルチャースクールで踊りや歌を習ったとして、彼女たちの生き方に近づけるかというとそれは無理な話しで、私の拘る点は単に芸事をしているかどうかの違いではなかった。
かつて美空ひばりは「自分は唄を歌うために生まれてきたのだ」というようなことを言ったらしいが、こういう台詞はいつも私を苦しめる。
自分の好きなことをすることが自分の使命で、それが生業になる…こういうのに当時はすごく憧れていたし、今も憧れがある。自分が生きているって実感できるようなこと、自分を誇れるようなこと、何かそういうことをずっとやりながら生きていけたらなーと最近ですら度々思う。書きながらものすごい甘ったれな考えだなとは思っているが本当にそうなので仕方ない。

がしかし、自分を鑑みたところでどうか。
顔も体も全然美しくないどころか容姿なんてせいぜいタカラジェンヌの靴の裏にくっついたガム程度のレベルにしか満たない。とりたてて頭が良いわけでも何かのスキルがあるわけでもない。人を楽しませる才能もない。まあ挙げればキリがないが、詰まる所自分は死ぬほど平凡な人間なのであった。
しかし平凡な奴ほど夢を見るというか自分は特別だと思っていたいものだから、夢と現実の折り合いがなかなかつかない。このまま何の張り合いもない仕事を毎日毎日続けながらたまに来る土日に舞台を観に行って、また働いて、それで何が実るというのか?もう、考えただけで自殺願望が芽生えるというものだ(眼球は非常に突飛な思考回路をもっています)。

で、そんな時に思い出すんですよ。

人間は生まれつき違いがあるのだ…

そりゃそうですよ。どんなに足掻いても埋めることのできない違いが、人間にはある!努力したってトマトはメロンになれない。だからもう諦めようじゃないかという気持ちになれる。ナンバーワンになれなくてもいい元々特別なオンリーワンと今色々大変なSMAPも言っていた(私はこの歌大嫌いだが)。王族は王族、百姓は百姓なのだ。ロナンが頑張って革命を起こして平民に権利が与えられたとしても、やはり血筋だけが持つ高貴な香りは手に入り得ないのだと思う。

長々書いてしまったが要するに、大人になれよってことです。理想と現実の折り合いくらい自分でどうにかつけろよと、アルトワ様は仰ってるわけです(←めちゃくちゃ捻じ曲げた解釈)。自分のできる範囲内でやれることを精一杯やるのが一番自分のためになるはずだし、リサもそんな感じのことを歌っていた。

これから身の丈に合わない夢を見てしまいそうになった日には逐一このフレーズを思い出して、適度に現実と向き合おうと思います。

もう大人だからね。


だからアルトワさま!


究極の快楽をください!!!
ヴィーナスにして!!!!!!


1789のCDが届いた

行き場のない感情

1789のCDが届きました。


欲しくて堪らなかったものが手に入る瞬間というのはやはり、興奮しますね。


勿論即itunesに取り込んで聴きましたが、あの帝劇の熱気と当時のドキドキが蘇ってきて、なんとも言えない気持ちになりました。まあ5回しか行けなかったんですけど、今年の春は1789と共にありというか1789のことばかり考えていましたから、リクスーで帝劇行ったこととか落ちた御社のこととか色々思い出したくないことも含めて蘇ってきましたとも。


いや、ロクでもない思い出には即刻別れを告げましょう。その方が人生ハッピーです。これからはイヤホンを通して流れてくる花總まりさんや岡幸二郎さんの歌声に酔いしれていれば良いのです。勿論アルトワ様の登場ナンバーは無限ループ決定です。


そして何より嬉しいのが、私はこの舞台を実際に観に行ったのだ!という事実を噛み締められること。

愚鈍な私はミュージカルという素晴らしい沼に嵌るのがだいぶ遅かったので多くのご馳走を逃しまくってきたんです。今まではCDを手に入れたとしても見知らぬ過去に想いを馳せることしかできなかった、だが!今は!違う!!


私は1789の初演を観ましたよー!!


夜中にハーゲンダッツアイスクリームの期間限定のやつを食べながら1789のCDを聴いていて、「あ、今の自分とても幸せなんじゃないか?…わたし、幸せ!!!!」という多幸感が突然押し寄せてきました。




懸念していた『全てを賭けて』前口上入るか入らないか問題も無事勝ちましたし、歌詞カードには意外とお宝ショットが多いですし、何より贔屓の曲が何万回でも聴けるわけですからこれが2枚で8000円弱とか超良心的だと思います。大満足です。ありがとう。





再演よろしく。





バイオハザードあらすじと感想【2幕】

観劇レポ

バイオあらすじ続き。

 

【第二幕】

 

二幕です。

どうやら、リサ(柚希礼音さん)もチャベス(横田栄司さん)もジルマ(役替わり、子役)も無事空軍基地に到着したようです。

しかし、基地に到着して早々に軍の兵士たちに取っ捕まってしまいます。

 

リサが留置所に連れてこられると、そこにはロブロ(平間壮一さん)とゼルグ(有川マコトさん)の姿が。ダンは何故か別の場所へ連れていかれてしまったようです。どうやらダンは罪人扱いをされているらしく、ロブロとゼルグはその共犯者とみなされた模様。

 

「俺たちはその共犯者ー」

「ヤー」

 

ダチョウ倶楽部

(わかってくれる人だけわかってくれればいいです)

 

するとリサは留置所に連れてこられて間もないというのに、再度兵士に連行されてしまいます。連行係の兵士は、1幕で死んでしまったリサの弟分マルコ(KYOHEIさん)にそっくりです。

ダンは一体何者なのか?記憶のモヤモヤと、こんなところで足止めを食らいたくないというもどかしさを歌うリサと留置所に閉じ込められリサの力になれない無力感を歌うロブロのデュエットになります。

「手足をもがれた囚われの身~♪」

かっこいい曲です、個人的にはとても好きなシーンでした。

 

ちなみにこの場面にはロブロがリサに人工呼吸するだのしないだのという他愛もないやり取りがあるんですが、平間さんと有川さんの応酬がね、良いんですよ。

 

「…なんで、赤くなってんの?」

「なってねーしっ!お前うるさいぞ(; ・`д・´)」

 

平間さんはほんとにかわいいなー。

 

 

▽アヴィアーノ空軍基地

圭吾さんファンのみなさーん!準備はいいですかー!!

ついに来ますよ、大佐が来ますよ!待ちに待った大佐が来ますよーー!!

 

…すみません。

 

連行された部屋で、リサは米軍大佐モーリス・グリーン大佐(吉野圭吾さん)と軍医のジョー・ナッグス先生(壌晴彦さん)に対面します。

どうやらこの二人は”奴ら”が蔓延る原因となったウイルスの流出について、そしてそればかりか記憶を失う前のリサやダンについても知っているようです。

 

リサとかもそうなんですが吉野大佐もフライヤーとは全然違う格好をしていて、衣装は軍服。海軍の紺色の軍服に、勲章みたいのが付いた帽子です。宝塚の男役みたい。

 

大佐と先生の歌う「パンデミック・クライシス」という曲でウイルス流出の経緯などが明かされるんですが、私はもう大佐を追うことに必死で歌詞の内容とか正直頭に入ってこなかったです。何回か観るうちに大体把握できたと思うのですがもう面倒なので箇条書きにしてまとめました↓

 

新たな情報一覧

・屍を操る凶悪なウイルスがアラスカで発見された際沢山の兵士が現地に送り込まれたが、そこで感染した兵士は次々に発病し地獄絵図であった。

・リサはスタンフォード大学のリサ・マーチンという名前を使ってレベル4エリア(超激ヤバウイルスの保管所)に丸腰で侵入し関係者各位を仰天させたが、そもそもリサ・マーチンという人間は既に他界しており存在しない。

・例のウイルスを担当医のダンギブソン教授が持ち出そうとした際、リサはそれを止めようとしたが、ダンを庇って撃たれ記憶喪失に。

 

うーん。たぶん間違ってると思う(オイ)

 

大佐はリサに詰め寄り、「誰がこんな世界にしたのか」と意味深な言葉を吐きます。ハッとするリサ。もしかすると、リサないしはダンが全ての元凶の張本人なのかもしれないのです。

 

更に大佐は徐に机に腰を下ろすと足をいい感じの角度に曲げ、リサの顔を覗き込んで

 

「リサ・マーチン、君は一体何者なんだ?」

 

……

あざとい!!あざといよG2先生!!!!!

 

なんだよその全く意味のない動きは!これ言うだけのために机乗る必要ないだろ!!宝塚かよ!?トート閣下かよ!?絶対これ「ほれほれ、吉野圭吾がこんなんやったらどうせ萌えるんだろ?お?」って思って脚本書いてんでしょ?あざと!!!こんなスケスケの意図にノせられてたまるかよ…萌えてたまるか…萌えて…も……

 

萌えるわ!!!!!!

 

 

ダン、軍用機をハイジャックするの巻

圭吾さんファンが悶絶していると、無線機から一本の連絡が入ります。無線の相手はダンでした。どうやら軍用機をハイジャックしてリノザ島へ向かっているようです。

 

無線が切れると同時に隠れていたチャベスやらロブロやらゼルグやらがわらわらと姿を表し、兵士たちに向かって銃を突きつけ「俺たちをリノザ島へ連れてけよー!!」と駄々をこねます。

 

仕方ないので大佐の船ワイオミングで一行はリノザ島へ向かうことになりました。

 

ここで舞台転換すると思うじゃん?いや、するんですけど。

先生を上手にハケさせた後、大佐は自分だけちょっと残って帽子をとって髪をかき上げ、また帽子を被るんですよ。

 

あざといって言ってんだろ!!!!!

宝塚ポイントがどんどん溜まるぜオイ。

 

舞台全体がほぼ暗転している中、上手の大佐だけにピンスポが当たります。基本的に舞台は薄暗めなので帽子を被っている間は大佐のお顔が全然見えない。なんだこの飴と鞭は。G2先生一体どうしたんだ?

 

 

▽ワイオミング

船に乗り込んだ一行がリノザ島を目指していると、大佐のもとに電報が届きます。

内容はというと、「ゾンビがあまりにも繁殖しすぎていてこのままでは人類が絶滅し兼ねないので、そうなる前に人口の多いインドと中国に核を落としてゾンビの餌を減らしましょう」というものでした。ウォーキング・デッド作戦というそうですが、普通に考えてこんな頭悪い作戦が採用されるわけなくないですか?「核」という言葉に一同はショックを受けますが、なんかここでもみんな妙に呑気に見えてしまうのは私だけでしょうか…。

 

私は…あまり核とか冷戦とか人権とか、安易に扱ってほしくないです。

「人権はどうなるの?」とか「東西冷戦の歴史に聞け」とか、薄っぺらな言葉に聞こえてしまいました。「1発で長崎の20倍分もあるミサイルが120発も搭載されている」という説明もなんか、「1人で護廷十三隊を壊滅できる滅却師が10人もいる」みたいな空威張りに聞こえてしまって…。 

もう大変申し訳ないんですが、ワイオミングに乗り込んでからの展開はつまらない少年漫画を読んでいるようでちょっとしんどかったです。

 

そうこうしている間に船はブラック・モビー(クジラゾンビ)に囲まれてしまいます。魚雷でぶち殺すには数が多すぎるということで頭を抱える一行でしたが、ジルマの助言で一頭だけウイルスに勝ったクジラがいることに気付き、その一頭のクジラの血から血清を作ろうという方向にまとまります。

もう、自分で書いてても何言ってんだか分からなくなってきましたが、とにかくクジラの血が必要になったわけです。リサがクジラ採血係になります。

 

しかし、リサが採血している間、どうやってゾンビクジラをリサから引き離しておけばよいのでしょうか?もう分かりますよね、音楽のちから()です。

海軍の隊員たちが一生懸命アカペラで歌を歌ってクジラを大人しくさせている間に、リサが泳いで血をとってくるという作戦です。

 

 

どうでもいいけど、

先生「 (中略)理屈では割り切れんよ」

大佐「せめて氷で割ってください」

…寒いと思ってしまったのは私だけでしょうか。

 

 

ダンとリサの過去

一方、花道ではダンがリノザ島に上陸していました。

残念ながら少女は見つからず、代わりに”奴ら”がうじゃうじゃいるらしいです。(舞台上にはいない)敢え無く噛まれてしまったダンは、リサの記憶に関する独白を始めます。

 

実はリサは、国の政府機関がダンに仕向けたスパイでした。

ダンが例のウイルスをこっそり破棄してしまう恐れから、それを阻止するために政府はリサを使って彼を監視していたのです。

 

しかし、知ってか知らずか二人は次第に惹かれ合い、恋人の関係になってしまったのでした。ウイルスを破棄したいダンと、ウイルスを持ち帰らなければいけないリサ。どうすればよいか、ふたり~とも、わか~らずにいた~♪ ここが冒頭のシーンに繋がるわけですね。なるほど。

 

 

▽再び、ワイオミング

ねえこんな長くて読みづらい記事読んでくださってる方がいたら本当に有難うございますね。すみません、長くて。 

 

 シーンは再びワイオミングに移り、とうとうジルマが発病しかけてしまいます。

もしもの時は自分の手で、と言っていたチャベスは息子に銃口を向けますが…やっぱりできません。そりゃ、一番大切な人間を自分の手で殺すなんてできるはずないです。すると代わって大佐が銃を構えます。ジルマに銃口を向ける大佐はすごく淡々としていて、これまで幾多もの極地を経験してきたのだろうと想像させられます。

しかし、チャベスはそんな大佐を黙って手で制します。大佐も何も言わずに腕を下ろします。大佐には分かっているのです、息子を自分の手にかけようとするチャベスの決意の重さが。横田さんと吉野さんの大人のやり取りにグッときます。

ついにここまでかと、ジルマの頭と自分の頭を連ね銃口を突きつけるチャベスでしたが、その瞬間リサが船に帰ってきました。

 

クジラの血から作った血清で、無事ジルマは助かりました。

歓喜する一同。硬派な大佐もさりげなくガッツポーズをしています。アツいです。

 

ジルマも助かったところで、リサ、チャベス、ロブロの3人は泳いでリノザ島へ向かいます。3人が泳いでいる間は海軍一同が歌を歌ってくれます。渋く男臭い、妙に日本(ヤマト)って感じの曲です。

 

ここで大佐が自分の被っている帽子を脱いでジルマに被せてあげるのです。海軍の帽子です。ベタだけど、いいですよねこういうの。

 

 

▽リノザ島

無事リノザ島へ上陸した3人。ここからはアクションのオンパレードで、めちゃくちゃカッコイイです。(書いてないだけでこれまでもアクションは沢山あります)

 

しかし、ロブロが噛まれてしまった!

ガーン。クジラの血清はB型にしか使用できないのです。(ロブロはA型)

ゾンビ化する前に自分を殺すようリサに促すロブロでしたが、そんな簡単に仲間を殺せるわけありません。リサは何度も銃を構えるもののなかなか撃てない。リサの辛さもロブロの辛さも、十二分に伝わってきます。ロブロが「リサーーー!」と絶叫したとき、リサはやっと銃を撃つことができました。悲痛なシーンですが、悲しみを引きずってずっとくよくよしているリサではありません。

 

「許せない!!!」

 

パンパンパンパンパン、とゾンビに向かって銃を撃ちまくるリサ!

ここ、ゾンビ一体一体に撃たれる瞬間ピンスポが当たるのですが、テンポの良さと音楽の効果もあって超かっこいいです。リサ無双シーンです。

 

やっとのことでダンの元へ辿り着いたリサでしたが、ダンは脳の活動を停止する注射を打って仮死状態にありました。ロミジュリか?

「あなたは私が守る」

そういってダンを抱きかかえるリサ。二人はYOSHIEさんを筆頭にしたゾンビたちによって包囲されてしまいますが、そんな中でリサは歌を歌います。とても穏やかで良い歌です。横たわるダンとリサ、その後ろに不気味に佇むYOSHIEさん、円形に周りを囲むゾンビたち、という構図なのですが、中心に据えるダンリサの人間的暖かさと周縁のゾンビの無機質さ、冷たさの対比が非常に巧く演出されていたと思います。照明もとても良かった。

 

どんどんゾンビが中心へ向かい、もはやここまでか…そう思ったとき、どこからともなくチリーンチリーンという音が!

 

覚えておいででしょうか、ロベルトという人物を…。

1幕でニホンの南部鉄器でできた風鈴の音色はゾンビ除けになるというような話が出てくるのですが、その南部鉄器で作ったでかい風鈴?鐘?(あっ…もしかしてノートルダムの…いやなんでもないです。)を鳴らしながら彼が舞台に現れます。

 

私はここで…萎えてしまった。

ここまで命がけで、肉体を駆使して戦ってきたのはなんだったのかと。そんなツイッターで流れてきた裏技みたいなもんに最後の最後で救われるのかと。いや、音楽への敬意っていうテーマはすごく良いと思うんですけど…でもYOSHIEさんがこんな風鈴如きにやられるなんて納得できない!もっと暴れたってくださいよォ!と言いたくなる。

それに、海宝君は大好きだけども2幕中ずっと出てこなかったキャラが最後の最後でヒーローに祀り上げられてるのもちょっと違和感。海宝君は大好きだけども。

一番解せないのはわけのわからんクールジャパン()アピールである。結局みんなの命を救ったのは日本の伝統民芸でしたーみたいな?変!あとワイオミングのくだりでアメリカ=戦争=核みたいな安易なイメージをとってつけたように利用してるのも頭悪そうに見えると思いました!

 

 

▽終幕~フィナーレ

無事生還した一行でしたが、目覚めたダンは記憶を失っていました。それも、リサと出会った後の記憶だけ都合よく…。

結局、リサの記憶に関する謎は全て解けたわけではありませんでした。ダンは米軍に同行し新たにワクチンの開発を進めるようですし、リサもダンもそれぞれの道を行くのでしょう。

 

最後、リサは軍用機から降りてきたハシゴに乗って飛び立ちます。立つ鳥跡を濁さず、という言葉がぴったりな、爽やかなエンディングです。

 

フィナーレは一瞬ながらもここぞとばかりに平間さんと吉野さんがダンスを披露してくれてうれしかった…。平間さん、バク宙してました。身体能力高すぎです。

 

柚希さんは退団後ミュージカル初主演ということでしたが、とってもカッコよかったです。今後の活躍が楽しみですね。というかヅカオタ時代より柚希さんいっぱい見たよ、この期間で…。

 

 

 

 

 

あらすじ兼感想は以上になります!

…後半になればなるほど、ボロクソ書いてますね。すみません。

私はこの作品は別に嫌いではないですが、誰か贔屓が出演してないと観に行ってもあんまり面白くないんじゃないかなーと思いました。テーマが乱立していたり使い古されたベタな設定(ex.記憶喪失、よく気が付く子どもキャラ等)がいくつも登場したりして色々と処理しきれてない部分が大きかったように感じます。

勿論かっこいい場面も多々あって、全部が全部ダメってわけでは全くないので、自分なりに何か好きな要素を見つけられたら楽しめるんじゃないかと思います。

 

個人的にバイオの一番の収穫は、YOSHIEさんのゾンビダンスが見られたことでした。YOSHIEさんの存在が作品の世界観をグッと確立させていたと思うし、何より見ていてワクワクするほどカッコよかった。すごいなあ。

 

 

ていうか、DVD出るんだよなこれ。

間違いだらけのあらすじ書いてることがバレてしまうので、DVD発売されたらこの記事は消そうと思います笑 

お読みいただいた方、長々とお付き合いいただき本当にありがとうございました!