損と嘘

観劇雑記/主にミュージカルのこととか書きます

バイオハザードあらすじと感想【1幕】

こんにちは、眼球です。

唐突ですが、今日からブログを始めることにしました。

まずは手始めについ先日10/12に東京千秋楽を迎えたミュージカル『バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』の感想をだらだらと書いていこうと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

今回ですね、感想をまとめるにあたって、「この場面が○○だった」とか、「あの場面の○○さんがこうだった」とか、そういうのが多すぎて全く簡潔に纏められないなと思いまして、もう思い切って粗筋ごと載せてしまえと。折角完全オリジナルの新作ミュージカルでもありますので、かなり大雑把ですがストーリーの流れを追いながら感想を書きたいと思います。もう東京楽終えてますので気にする方いないとは思いますが、めっちゃネタバレするのでご了承ください。

 

あと、かなり無遠慮に言いたい放題書いてありますので、バイオの思い出を汚したくないみたいな方は見ないほうがいいかもしれないです…。

 

前置き長くてすみません。

以下、あらすじ&感想雑記です。あくまでも個人の感想です。

余りにも長くなってしまったので、1幕と2幕で記事を分けました…。

 

 

 

バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』

赤坂アクトシアター

2016.9/30〜10/12

 

 

開演5分前。

何やら不穏なブザーが鳴ります。緊急事態!?いや、これがバイオ的開演ブザーなのだ!雰囲気出ますね。

 

 

【第一幕】

▽プロローグ

開演とともに音楽が流れ、幕が開きます。

舞台オクから出てきたのは…無精髭の男性。かなりボロボロで、目は血走っています。プログラムによると国の研究員さんだそうです。

 

彼は机に置いてあった受話器をとると誰かに電話をかけ、切迫した様子で現状を述べてくれます。なんでも、凍った状態で発見された300万年前のクジラから、危険なウイルスが検出されたんですって。そのウイルスに次々と仲間が感染したため、彼はこんなに挙動不審になってるわけです。

 

「我々は、決して触れてはいけないものを掘り返してしまったんだあ!!!」

 

…あれ?この「だあ!」の余韻の残り具合…なんか聞いたことある…なんかいっつも聞いてる気がする……まさかこの人って………

 

圭吾さんじゃねーーーか!!!

 

はい。まさかこんな初っ端から、しかもモブみたいな役で(コラ)出てくるとは思っていなかったので完全に不意打ち食らいました。私は圭吾さんファンなのですが、初日は本当に途中まで知らない俳優さんだと思ってました。有料会員のくせに情けないです….。因みに彼の名はブライアンと言うそうです。

 

そんなわけで、彼はバイオハザードを発動してゾンビ村と化してしまったアラスカの片田舎一帯を焼き払うよう要請します。件の激ヤバウイルスはアメリカのダンギブソン教授という医者に送ったそうです。

(余談ですが私が観た日、圭吾さん台詞間違えてました。「バイオハザードを発動してこの辺り一帯を焼き払ってくれ!」という台詞を「培養したウイルスを…」と言ってしまい一瞬沈黙の時が流れるという笑 バイと培で混同してしまったのでしょう。こんな重箱の隅を突くみたいな浅はかなこと書いてしまってすみません…)

 

まあ案の定というか彼も最強のゾンビダンサーYOSHIEさんに噛まれ、さっさと回収されてしまいます。

そして後に残されたゾンビダンサーたちはかっちょいい音楽をバックに踊りまくります。

このプロローグはかなり、かっこいいです。音楽は不気味かつ流麗ですし、舞台のセットにもプロジェクションマップで緑の血管みたいな映像が映されて物語の雰囲気が十分に出ています。テンション上がります。

 

 

…プロローグだけでこんなに書いてしまった。

 

 

▽逃走

場面は一転し、今度は柚希礼音さん演ずるリサと渡辺大輔さん演ずるダンギブソンが登場します。

 

リサとダンの関係はこの段階では明らかではないですが、2人は国の組織かなんかに取り囲まれているようです。リサの左手薬指には指輪が光っています。逃げようとする2人でしたが、リサが撃たれ、また場面転換。

 

 

アドリア海沿岸のとある街

不穏な空気が一転、舞台はアドリア海沿岸の街へと変わり、ちょっと牧歌的な雰囲気に。

 

あれ以来記憶を失ってしまったらしいリサがジルマ(子役、役替わり)と共に海を眺めていると、食糧調達隊が帰ってきます。(「奴ら(ゾンビ)」のせいで生活圏が大幅に狭められた世界のため、街の外に命懸けで食料を調達しているらしい。)

 

食糧調達隊の中には、リサの弟分のマルコ(KYOHEIさん)もいました。しかし奴らに噛まれていたマルコは、その場で発病。即刻、銃殺されます。

 

ここ、バイオで唯一心苦しい場面かも。撃たれた瞬間「ビチャッ」て血が飛び散る音がするんですよ。

 

食糧調達に失敗し意気消沈する一同でしたが、ロブロ(平間壮一さん)は「リノザ島に奴らに噛まれたのに発病しなかった少女がいる」という情報を明らかにします。

もう、この少女の血液から血清を作るしか生き残る道はありません。

そこでダンは、新しい脱出ルートを提案します。ここから空軍基地まで移動し、基地の飛行機でリノザ島まで行こうという話です。

でも、奴らは音に敏感なので、基地まで車で移動することはできないんですって。するとダン

 

「自転車を使う!(ドヤァ)」

 

まじか。

 

さて脱出するためには、ゾンビを一箇所に誘き寄せておかねばなりません。一体どうすれば良いのでしょう。そんなところに音楽家のロベルト(海宝直人さん)がやってきて、

 

「以前、Twitterでニホンのミズサワという地域には奴らが寄ってこないと読んだことがあります!」

 

とか言います。なんでも、音楽を聞いている時だけは奴らは大人しくしているんですって。…Twitterとか持ち出してリアル醸してるくせに、なんでそこだけファンタジーなん?

 

そんなこんなで、

・歌を歌って奴らを南側の門に誘き寄せる

・その隙にダン、ロブロ、ゼルグ(有川マコトさん)の3人は脱出し空軍基地へ向かう

・脱出した3人は空からリノザ島へ向かい、血清を得る

という作戦がたてられました。

 

 

…一生懸命簡潔に述べようとしたけど長い上に分かりづらくなってしまった。すみません。

 

 

▽リサとダン

順序を完全に失念してしまったのですが、この辺りでアンサンブルがはけ、舞台ツラにリサとダンの2人が残されます。

リサは自分もダンたちと一緒に脱出隊に加わりたいと言いますが、ダンは「君は誰かの大切な人なのかもしれない」「君の記憶が戻るまでは、危険に晒すわけにはいかない〜♪」と言って聞いてくれません。

結局、リサは残ることに。

 

しかし、リサは疑問を抱きます。自分とダンはもしかすると記憶を失う以前から知り合いだったのではないか?ダンは何かを隠しているのではないか?

そんな想いを歌い上げます。リサとダンのデュエットだったと思います。

 

私、台詞の途中から歌に変わるやつ好きなんですよね。よくテレビとかで揶揄されがちですけど。

あと、ダン役の渡辺さん、めっちゃエエ声ですよね。1789で拝見した時は歌うまイケメンの1人としか認識していなかったんですが(失礼)、今回のダン役、男気溢れていてとても魅力的に見えました。(別にデムーランが魅力的でないとかそういうわけではない)

ダン、めちゃめちゃいい男ですよ。誠実で包容力あって、厳しさの中に優しさありといった感じ。

 

 

▽リサとロブロ

ダンが去ると、今度はロブロ(平間壮一さん)がやって来ます。密かにリサに想いを寄せる健気な好青年です。

 

ロブロは、一緒に食糧調達隊に参加したマルコを助けられなかったことを謝ると、今度はダンだけは守ってみせると言います。ダンだけはって、ダンとロブロ抜いたらあとゼルグしかいないんですけどね…。

 

ついでに告ります。男子高校生みたいですごく可愛いです。平間さんのお芝居、とてもナチュラルで好きです。

 

「自分に嘘がつけない性格なんだ!ほら、A型だから」←伏線。(追加された台詞)

 

 

 

合唱コンクール(練習)

話は戻って、脱出作戦の第一段階として、奴らを一箇所に引きつけておくために市民は力を合わせて合唱しなければなりません。

学級委員長ロベルト君のもと、みんなが一丸となって歌の練習を行います。

 

この場面は、曲とともに舞台奥の幕が上がってオケが現れるという粋な演出が施されています。生オケだったんですね!

個人的にはここで拍手入れたかった。

 

ロベルト役の海宝さんは初めて生で拝見したんですが、噂通りのパーフェクトボーイですね。歌上手いし、華があってかっこいい。表情筋がすごく柔軟に動いてて印象的でした(そこ?)

マリウス的正統派イケメンの役が十八番なんだと思いますが、個人的には今後悪役も見てみたいなあと感じました。

 

 

合唱コンクール(本番)

一生懸命練習したあとは、勿論本番です。

舞台センターでロベルトが指揮をとり、歌が始まります。因みに、練習の時とは全然違う曲です。

 

リサも含めてみんなが歌っている間に、無事ダンたちは脱出成功。

しかし、予想外の事態が起きます。

 

歌が終わった途端、これまで大人しく聴いていた”奴ら”が暴れ出したんです。

 

「まるでもっと聞きたいって、駄々をこねてるみたい!」

 

……飢えたミューファンかよ。俳優に群がるファンとゾンビが重なってしまった。我々こそ観劇ゾンビなのでは?

 

そんなことを考えている間に門はぶち破られ、”奴ら”が街に侵入してしまいます。

セットを突き抜けてゾンビ役の人が現れるところは結構ホラー感あって良いです。

 

町最強の男・チャベス(横田栄司さん)が銃でバンバン奴らを倒していきますが、リサは足が竦んで動けません。しかし見かねたチャベスが長い棒(鉄パイプ?)を渡すと、リサは思わぬ力を発揮し、孫悟空も顔負けの棒捌きを披露します。

まあ、あの柚希さんがそう易々とやられるわけないですからね。

意外な(?)能力を垣間見せたリサは「私って一体……?!」と戸惑いながらもなんと棒1本でゾンビどもを追い返してしまいます。強すぎです。きっと記憶を失う前は宝塚のトップスターとかだったんでしょう。

 

 

▽リサの決意、1幕フィナーレ

自分が相当強いことを知ったリサは、既に出発したダンたち一行を追って自分も海軍基地、そしてリノザ島を目指すことを決意します。

自分が今出来ることをする、という固い決意です。

 

そしてもう1人、あのチャベスもリサと共に行くことに。チャベスは序盤から村の輪を乱すちょっとアウトローなキャラとして出てるんですが、奴らに噛まれた息子のジルマのために、自分も血清を探しに行くと言います。

 

1幕最後は全員出てきてのフルコーラスで「これから島の外に希望を探しに出かけるぞ!!」みたいなムードになります。

最終的にはリサ、チャベス、ジルマの3人が舞台ツラに残って幕が降ります。

 

 

タイミングがなくて書かなかったんですが、チャベスは息子のジルマを誰よりも、何よりも大切に思っているのですね。というのもかつてジルマの母が奴らに噛まれてしまったという過去があり、きっとその忘形見でもあるのでしょう。

チャベスがジルマを想って歌う「ジルマ、息子よ」という曲があるんですが、私はこの曲が作品中一番印象に残りました。

 

今まで誰の助けも借りず、家族を護らなければと思ってやってきた。俺がいなければと思って生きてきた。でもそれは、間違いだった。ジルマ、お前に助けられた。

 

こんな感じの歌詞だったと思います。

横田さんが1人ぽっちで、台詞を喋るみたいに訥々と歌うんですよ。

バイオは基本的にガンガン鳴らす曲が多くそれも疾走感があってかっこいいんですが、この曲はピアノ伴奏だけなんです。そこがすごく効いていて、心にズシリと響く曲なのです。

母が子を想って歌う曲はよく見かけますが、父親目線のこういう歌はなかなか珍しいんではないかと思いました。(まあロミジュリのキャピュレット卿とかあるけど)

これ書いてるだけで今もう泣きそう。

 

 

 

ということで、非常に長くて読みづらい文になってしまったのですが1幕あらすじは以上です。

2幕へつづく!