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損と嘘

観劇雑記/主にミュージカルのこととか書きます

バイオハザードあらすじと感想【2幕】

観劇レポ

バイオあらすじ続き。

 

【第二幕】

 

二幕です。

どうやら、リサ(柚希礼音さん)もチャベス(横田栄司さん)もジルマ(役替わり、子役)も無事空軍基地に到着したようです。

しかし、基地に到着して早々に軍の兵士たちに取っ捕まってしまいます。

 

リサが留置所に連れてこられると、そこにはロブロ(平間壮一さん)とゼルグ(有川マコトさん)の姿が。ダンは何故か別の場所へ連れていかれてしまったようです。どうやらダンは罪人扱いをされているらしく、ロブロとゼルグはその共犯者とみなされた模様。

 

「俺たちはその共犯者ー」

「ヤー」

 

ダチョウ倶楽部

(わかってくれる人だけわかってくれればいいです)

 

するとリサは留置所に連れてこられて間もないというのに、再度兵士に連行されてしまいます。連行係の兵士は、1幕で死んでしまったリサの弟分マルコ(KYOHEIさん)にそっくりです。

ダンは一体何者なのか?記憶のモヤモヤと、こんなところで足止めを食らいたくないというもどかしさを歌うリサと留置所に閉じ込められリサの力になれない無力感を歌うロブロのデュエットになります。

「手足をもがれた囚われの身~♪」

かっこいい曲です、個人的にはとても好きなシーンでした。

 

ちなみにこの場面にはロブロがリサに人工呼吸するだのしないだのという他愛もないやり取りがあるんですが、平間さんと有川さんの応酬がね、良いんですよ。

 

「…なんで、赤くなってんの?」

「なってねーしっ!お前うるさいぞ(; ・`д・´)」

 

平間さんはほんとにかわいいなー。

 

 

▽アヴィアーノ空軍基地

圭吾さんファンのみなさーん!準備はいいですかー!!

ついに来ますよ、大佐が来ますよ!待ちに待った大佐が来ますよーー!!

 

…すみません。

 

連行された部屋で、リサは米軍大佐モーリス・グリーン大佐(吉野圭吾さん)と軍医のジョー・ナッグス先生(壌晴彦さん)に対面します。

どうやらこの二人は”奴ら”が蔓延る原因となったウイルスの流出について、そしてそればかりか記憶を失う前のリサやダンについても知っているようです。

 

リサとかもそうなんですが吉野大佐もフライヤーとは全然違う格好をしていて、衣装は軍服。海軍の紺色の軍服に、勲章みたいのが付いた帽子です。宝塚の男役みたい。

 

大佐と先生の歌う「パンデミック・クライシス」という曲でウイルス流出の経緯などが明かされるんですが、私はもう大佐を追うことに必死で歌詞の内容とか正直頭に入ってこなかったです。何回か観るうちに大体把握できたと思うのですがもう面倒なので箇条書きにしてまとめました↓

 

新たな情報一覧

・屍を操る凶悪なウイルスがアラスカで発見された際沢山の兵士が現地に送り込まれたが、そこで感染した兵士は次々に発病し地獄絵図であった。

・リサはスタンフォード大学のリサ・マーチンという名前を使ってレベル4エリア(超激ヤバウイルスの保管所)に丸腰で侵入し関係者各位を仰天させたが、そもそもリサ・マーチンという人間は既に他界しており存在しない。

・例のウイルスを担当医のダンギブソン教授が持ち出そうとした際、リサはそれを止めようとしたが、ダンを庇って撃たれ記憶喪失に。

 

うーん。たぶん間違ってると思う(オイ)

 

大佐はリサに詰め寄り、「誰がこんな世界にしたのか」と意味深な言葉を吐きます。ハッとするリサ。もしかすると、リサないしはダンが全ての元凶の張本人なのかもしれないのです。

 

更に大佐は徐に机に腰を下ろすと足をいい感じの角度に曲げ、リサの顔を覗き込んで

 

「リサ・マーチン、君は一体何者なんだ?」

 

……

あざとい!!あざといよG2先生!!!!!

 

なんだよその全く意味のない動きは!これ言うだけのために机乗る必要ないだろ!!宝塚かよ!?トート閣下かよ!?絶対これ「ほれほれ、吉野圭吾がこんなんやったらどうせ萌えるんだろ?お?」って思って脚本書いてんでしょ?あざと!!!こんなスケスケの意図にノせられてたまるかよ…萌えてたまるか…萌えて…も……

 

萌えるわ!!!!!!

 

 

ダン、軍用機をハイジャックするの巻

圭吾さんファンが悶絶していると、無線機から一本の連絡が入ります。無線の相手はダンでした。どうやら軍用機をハイジャックしてリノザ島へ向かっているようです。

 

無線が切れると同時に隠れていたチャベスやらロブロやらゼルグやらがわらわらと姿を表し、兵士たちに向かって銃を突きつけ「俺たちをリノザ島へ連れてけよー!!」と駄々をこねます。

 

仕方ないので大佐の船ワイオミングで一行はリノザ島へ向かうことになりました。

 

ここで舞台転換すると思うじゃん?いや、するんですけど。

先生を上手にハケさせた後、大佐は自分だけちょっと残って帽子をとって髪をかき上げ、また帽子を被るんですよ。

 

あざといって言ってんだろ!!!!!

宝塚ポイントがどんどん溜まるぜオイ。

 

舞台全体がほぼ暗転している中、上手の大佐だけにピンスポが当たります。基本的に舞台は薄暗めなので帽子を被っている間は大佐のお顔が全然見えない。なんだこの飴と鞭は。G2先生一体どうしたんだ?

 

 

▽ワイオミング

船に乗り込んだ一行がリノザ島を目指していると、大佐のもとに電報が届きます。

内容はというと、「ゾンビがあまりにも繁殖しすぎていてこのままでは人類が絶滅し兼ねないので、そうなる前に人口の多いインドと中国に核を落としてゾンビの餌を減らしましょう」というものでした。ウォーキング・デッド作戦というそうですが、普通に考えてこんな頭悪い作戦が採用されるわけなくないですか?「核」という言葉に一同はショックを受けますが、なんかここでもみんな妙に呑気に見えてしまうのは私だけでしょうか…。

 

私は…あまり核とか冷戦とか人権とか、安易に扱ってほしくないです。

「人権はどうなるの?」とか「東西冷戦の歴史に聞け」とか、薄っぺらな言葉に聞こえてしまいました。「1発で長崎の20倍分もあるミサイルが120発も搭載されている」という説明もなんか、「1人で護廷十三隊を壊滅できる滅却師が10人もいる」みたいな空威張りに聞こえてしまって…。 

もう大変申し訳ないんですが、ワイオミングに乗り込んでからの展開はつまらない少年漫画を読んでいるようでちょっとしんどかったです。

 

そうこうしている間に船はブラック・モビー(クジラゾンビ)に囲まれてしまいます。魚雷でぶち殺すには数が多すぎるということで頭を抱える一行でしたが、ジルマの助言で一頭だけウイルスに勝ったクジラがいることに気付き、その一頭のクジラの血から血清を作ろうという方向にまとまります。

もう、自分で書いてても何言ってんだか分からなくなってきましたが、とにかくクジラの血が必要になったわけです。リサがクジラ採血係になります。

 

しかし、リサが採血している間、どうやってゾンビクジラをリサから引き離しておけばよいのでしょうか?もう分かりますよね、音楽のちから()です。

海軍の隊員たちが一生懸命アカペラで歌を歌ってクジラを大人しくさせている間に、リサが泳いで血をとってくるという作戦です。

 

 

どうでもいいけど、

先生「 (中略)理屈では割り切れんよ」

大佐「せめて氷で割ってください」

…寒いと思ってしまったのは私だけでしょうか。

 

 

ダンとリサの過去

一方、花道ではダンがリノザ島に上陸していました。

残念ながら少女は見つからず、代わりに”奴ら”がうじゃうじゃいるらしいです。(舞台上にはいない)敢え無く噛まれてしまったダンは、リサの記憶に関する独白を始めます。

 

実はリサは、国の政府機関がダンに仕向けたスパイでした。

ダンが例のウイルスをこっそり破棄してしまう恐れから、それを阻止するために政府はリサを使って彼を監視していたのです。

 

しかし、知ってか知らずか二人は次第に惹かれ合い、恋人の関係になってしまったのでした。ウイルスを破棄したいダンと、ウイルスを持ち帰らなければいけないリサ。どうすればよいか、ふたり~とも、わか~らずにいた~♪ ここが冒頭のシーンに繋がるわけですね。なるほど。

 

 

▽再び、ワイオミング

ねえこんな長くて読みづらい記事読んでくださってる方がいたら本当に有難うございますね。すみません、長くて。 

 

 シーンは再びワイオミングに移り、とうとうジルマが発病しかけてしまいます。

もしもの時は自分の手で、と言っていたチャベスは息子に銃口を向けますが…やっぱりできません。そりゃ、一番大切な人間を自分の手で殺すなんてできるはずないです。すると代わって大佐が銃を構えます。ジルマに銃口を向ける大佐はすごく淡々としていて、これまで幾多もの極地を経験してきたのだろうと想像させられます。

しかし、チャベスはそんな大佐を黙って手で制します。大佐も何も言わずに腕を下ろします。大佐には分かっているのです、息子を自分の手にかけようとするチャベスの決意の重さが。横田さんと吉野さんの大人のやり取りにグッときます。

ついにここまでかと、ジルマの頭と自分の頭を連ね銃口を突きつけるチャベスでしたが、その瞬間リサが船に帰ってきました。

 

クジラの血から作った血清で、無事ジルマは助かりました。

歓喜する一同。硬派な大佐もさりげなくガッツポーズをしています。アツいです。

 

ジルマも助かったところで、リサ、チャベス、ロブロの3人は泳いでリノザ島へ向かいます。3人が泳いでいる間は海軍一同が歌を歌ってくれます。渋く男臭い、妙に日本(ヤマト)って感じの曲です。

 

ここで大佐が自分の被っている帽子を脱いでジルマに被せてあげるのです。海軍の帽子です。ベタだけど、いいですよねこういうの。

 

 

▽リノザ島

無事リノザ島へ上陸した3人。ここからはアクションのオンパレードで、めちゃくちゃカッコイイです。(書いてないだけでこれまでもアクションは沢山あります)

 

しかし、ロブロが噛まれてしまった!

ガーン。クジラの血清はB型にしか使用できないのです。(ロブロはA型)

ゾンビ化する前に自分を殺すようリサに促すロブロでしたが、そんな簡単に仲間を殺せるわけありません。リサは何度も銃を構えるもののなかなか撃てない。リサの辛さもロブロの辛さも、十二分に伝わってきます。ロブロが「リサーーー!」と絶叫したとき、リサはやっと銃を撃つことができました。悲痛なシーンですが、悲しみを引きずってずっとくよくよしているリサではありません。

 

「許せない!!!」

 

パンパンパンパンパン、とゾンビに向かって銃を撃ちまくるリサ!

ここ、ゾンビ一体一体に撃たれる瞬間ピンスポが当たるのですが、テンポの良さと音楽の効果もあって超かっこいいです。リサ無双シーンです。

 

やっとのことでダンの元へ辿り着いたリサでしたが、ダンは脳の活動を停止する注射を打って仮死状態にありました。ロミジュリか?

「あなたは私が守る」

そういってダンを抱きかかえるリサ。二人はYOSHIEさんを筆頭にしたゾンビたちによって包囲されてしまいますが、そんな中でリサは歌を歌います。とても穏やかで良い歌です。横たわるダンとリサ、その後ろに不気味に佇むYOSHIEさん、円形に周りを囲むゾンビたち、という構図なのですが、中心に据えるダンリサの人間的暖かさと周縁のゾンビの無機質さ、冷たさの対比が非常に巧く演出されていたと思います。照明もとても良かった。

 

どんどんゾンビが中心へ向かい、もはやここまでか…そう思ったとき、どこからともなくチリーンチリーンという音が!

 

覚えておいででしょうか、ロベルトという人物を…。

1幕でニホンの南部鉄器でできた風鈴の音色はゾンビ除けになるというような話が出てくるのですが、その南部鉄器で作ったでかい風鈴?鐘?(あっ…もしかしてノートルダムの…いやなんでもないです。)を鳴らしながら彼が舞台に現れます。

 

私はここで…萎えてしまった。

ここまで命がけで、肉体を駆使して戦ってきたのはなんだったのかと。そんなツイッターで流れてきた裏技みたいなもんに最後の最後で救われるのかと。いや、音楽への敬意っていうテーマはすごく良いと思うんですけど…でもYOSHIEさんがこんな風鈴如きにやられるなんて納得できない!もっと暴れたってくださいよォ!と言いたくなる。

それに、海宝君は大好きだけども2幕中ずっと出てこなかったキャラが最後の最後でヒーローに祀り上げられてるのもちょっと違和感。海宝君は大好きだけども。

一番解せないのはわけのわからんクールジャパン()アピールである。結局みんなの命を救ったのは日本の伝統民芸でしたーみたいな?変!あとワイオミングのくだりでアメリカ=戦争=核みたいな安易なイメージをとってつけたように利用してるのも頭悪そうに見えると思いました!

 

 

▽終幕~フィナーレ

無事生還した一行でしたが、目覚めたダンは記憶を失っていました。それも、リサと出会った後の記憶だけ都合よく…。

結局、リサの記憶に関する謎は全て解けたわけではありませんでした。ダンは米軍に同行し新たにワクチンの開発を進めるようですし、リサもダンもそれぞれの道を行くのでしょう。

 

最後、リサは軍用機から降りてきたハシゴに乗って飛び立ちます。立つ鳥跡を濁さず、という言葉がぴったりな、爽やかなエンディングです。

 

フィナーレは一瞬ながらもここぞとばかりに平間さんと吉野さんがダンスを披露してくれてうれしかった…。平間さん、バク宙してました。身体能力高すぎです。

 

柚希さんは退団後ミュージカル初主演ということでしたが、とってもカッコよかったです。今後の活躍が楽しみですね。というかヅカオタ時代より柚希さんいっぱい見たよ、この期間で…。

 

 

 

 

 

あらすじ兼感想は以上になります!

…後半になればなるほど、ボロクソ書いてますね。すみません。

私はこの作品は別に嫌いではないですが、誰か贔屓が出演してないと観に行ってもあんまり面白くないんじゃないかなーと思いました。テーマが乱立していたり使い古されたベタな設定(ex.記憶喪失、よく気が付く子どもキャラ等)がいくつも登場したりして色々と処理しきれてない部分が大きかったように感じます。

勿論かっこいい場面も多々あって、全部が全部ダメってわけでは全くないので、自分なりに何か好きな要素を見つけられたら楽しめるんじゃないかと思います。

 

個人的にバイオの一番の収穫は、YOSHIEさんのゾンビダンスが見られたことでした。YOSHIEさんの存在が作品の世界観をグッと確立させていたと思うし、何より見ていてワクワクするほどカッコよかった。すごいなあ。

 

 

ていうか、DVD出るんだよなこれ。

間違いだらけのあらすじ書いてることがバレてしまうので、DVD発売されたらこの記事は消そうと思います笑 

お読みいただいた方、長々とお付き合いいただき本当にありがとうございました!