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損と嘘

観劇雑記/主にミュージカルのこととか書きます

ジャンクションライブvol.4

ジャンクションライブvol.4~サンジェルマン・デ・プレ~

12月21日/22日ソワレ

豊洲シビックセンターホール

 

 

もう12月!?もう年末!?嘘でしょ?嘘だと言ってくれ…

ジャンクションライブなんてもっとずっと先のことだと思っていたのに…

ああ果敢無き哉、人生…

 

 

 

▽幕開き

 

ジャンクションの社員旅行でパリへ行きましょう、というアナウンス。

「はらじゅばーん、にくじゅばーん、あざぶじゅばーん」

あっ圭吾さん!

 

出演者御一行が一列に並んで登場!

 

ピッ!(正面を向いて気をつけ!)

ピッ!(決めポーズ!)

 

なんと微笑ましい!!

 

音楽が流れた瞬間、圭吾さんのスーツケースを回収する上口さんがちょっとシュールだ!

 

 

 

▽サンジェルマンデプレ

 

ってどこ?パリの中の一地区なの?東京の中の浅草的な?

ってくらい無教養な私なので、いろいろなナンバーが歌われていたにも関わらず知っていたのは2,3曲程度…(それもCMで聞いたことあるやつとか)。情けない。

 

ムーディでアダルトで薄暗くておしゃれなライブでした。

 

書き留めたいことは沢山あるのですが、あまりくだくだ述べると格好悪いし疲れるので私的ハイライトを幾つか取り上げます。

 

 

 

▽二兎追うものは

 

まず、圭吾さんと上口さんが同時に舞台に立たれるとどっちも凝視したいのに物理的に不可能な瞬間があって困る。

 

センターでは上口さんが小洒落たナンバーを歌っているのに、後ろのバーカウンターでは圭吾さんが妃香里さんにキスを迫ってひっぱたかれたりしているではないか。一秒前までキザりまくっていたのになんでこんな急に面白おかしくなれるんだ、この人は。天才か。そう思ってるうちにも上口さんは歌い続けてるし。ハア。

 

あと圭吾さんが歌ってる背後で上口さんがロボットダンスしてる場面もありましたよね。上口さんのロボットダンス、巧すぎてビビる。本領発揮って感じだ。

 

本当はどっちも目で追いたかったのだけど仕方ない。でも、圭吾さんと上口さんが同じ舞台に立っている光景を拝見できてよかったです。まあ欲を言えばもっと絡みを設けてほしかったけど…ちょっとあっさりしすぎ。

 

 

 

▽小野妃香里さま

 

妃香里さんのことは初めて拝見したのですが、まーーーかっこいいこと!なんでもかんでも「かっこいい」の一言に集約してしまって己の語彙力のなさを恥じるばかりですが、本当に自分の心に訴えかけてくる事象って自分の表現力の範囲内では説明しきれないものじゃないですか?私にとってそれは圭吾さんだったり昔の宝塚だったりするんですけど。

 

私は節操なく色んな人に憧れてしまうんですが、妃香里さんも私の憧れリストに新規加入させていただきました。だって美しいから。

 

あの無駄の一切を感じさせない華奢な身体と、それに反して力強くまっすぐな歌声と、めぢからです。千秋楽の挨拶でご自身も「わたくしはパリジェンヌを演じましたが、タカラジェンヌではございません!笑」と仰っていましたが、むしろ何故宝塚OGではないのか不思議なくらい男役が似合いそうなスタイリッシュさでした。全仏語の歌詞で歌い上げられたシャンソンも、とってもアダルトで渋くて素敵で、大人の女性の魅力を感じました!

 

ちょっと圭吾さんに似てるんですよね。背高くてすらっとしてて。

圭吾さんとの並びも非常にしっくりくる感じで、ああずっと見ていたいこのお二人を…。

 

 

 

▽薔薇は美しく散る

 

そんな妃香里さんがですよ、かの有名な「薔薇は 薔薇は 気高く咲いて~♪」を歌ったらそりゃあアガるに決まってるじゃないですか?

私、今回のライブでこのシーンが一番楽しかったかも。

 

だってみんながみんな好きなことしてるんですよ。

 

妃香里さんはオスカルの如く歌ってるし、上口さんはデュハーストの如くフェンシングしてるし、入野自由くんはトナカイと共に現れるし、と思ったらそのトナカイは圭吾さんだし…

 

さらに香坂千晶さんまでやってきて真顔で扇子をはためかせているではないか。

 

歌い続ける妃香里さん、の傍に立ち無言で扇子を仰ぐ香坂さん、そのバックで踊ったり戦ったりしている上口入野ペア、さらにそのまたバックのカウンターで揺れるトナカイ…

 

これ、なに?笑

 

プチ・カオスを展開させながら「薔薇は薔薇は~♪」も終盤に差し掛かり、例の音階急降下みたいなアウトロで妃香里さんから徐にマイクを向けられた入野くん。

良~~~い声で、

 

《ジュテーーム…オスカル!》

 

満点です!

 

 

 

▽圭吾さんと入野くん

 

「モン・パリ」での圭吾さんと入野くんのやりとりが可愛かったです。

 

「う!」

「く?」

「あ、い、う!!」

「あ、い、く??」

 

みたいな。もうこれ文面にすると何のこっちゃですが、もういいです。どうせこれ読んでる方はみんな目撃してるんで(コラ)。

千秋楽はさらにサービスされて、圭吾さんが自主的にトークタイムをはさんでくれました笑

 

「これ、トークタイムじゃないんですよ!?」

「え、ちがうの?」

 

汗が目に入っちゃったとか言っていつまでも入野くんを待たせる圭吾さん。逐一ツッコミを入れる入野くん。後輩を困らせてニコニコの圭吾さん。ああ~~なんだこの幸せな光景は~~~!あまりにもひっぱるもんだから、ついに入野くんが「このやろうッ先輩!!」と言って圭吾さんをひっぱたいたゾ!

千秋楽では、いつも体の影でエッフェル塔を作るところを「凱旋門」に変えていましたが、入野くん、見事に大正解のご指摘でした。ここめちゃくちゃ笑った…。

 

 

 

▽あっちゅう間ですよ、ほんとに

 

千秋楽(と言っても3ステしかないけど)のご挨拶、ものすごく大雑把に。

 

上口さん「もっとアダルトな男になれるよう頑張りたい!」

入野くん「各々お目当ての人を見に来てると思うけど、新しくほかのキャストにも興味をもってもらえたら」

圭吾さん「次はインド旅行に決めた」

 

インド旅行めっちゃよくない?めっちゃ行きたくない?

インド映画みたいなライブ最高すぎない?是非お願いします!!!

 

 

あの、そのときは別の演出家でお願いしたいです…

私はやっぱりオギーの演出好きになれないです…

入野くんが仰ってるように、今回のライブのお客さんってみんな誰かしらのファンで観に来てるんだと思うんです。だからもう少し身内感があってもよかったんじゃないかと思うし、これだけエンターテイナーが揃っているのだからもっとバラエティに富んだショーが観たかった。トークも聞きたかったし。勿論全部が全部ダメってわけではないけど、アンニュイな場面がずーっと続いていまいち盛り上がりに欠けるという特徴は宝塚時代から変わってないなと思いました。役者同士の絡ませ方も微妙なんだよなあ、なんか。悪い意味で視点がとっ散らかるっていうか。あとなんだろ、衣装とか照明とかの使い方があんまり私の好みではないのかな。

まあ私としてはもっと俗っぽくても良かったかなと思ってます。それが許される規模、範疇のライブだったと思うし。なんか、勿体無い。

 

 

それでも久々に生で圭吾さん拝見できて心が潤ったよ~!

美しいものを好きになると相対的に自分の醜さや愚かさをどうしても感じずにはいられないから、哀しいことにどんな美しいものに対しても純な気持ちで「好き」とは言えないのだけれど、それでも観に行っちゃうんだよなあ。

 

あっという間に1年過ぎてしまったけど、また次のハッピーが来るまで、ちゃんと生きていようと思いました。